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オンライン講師
オンライン講師について考えてみました。
2014年6月4日更新
第84話 オンライン講師 |
設立ちゃん:先日話したオンライン学習について、もう少し詳しく知りたいわ。 博士:今、ネットには様々な教育コンテンツがアップされて、その中には無料で視聴したりダウンロードできる教材も多数あるんじゃよ。大学でも、授業の一部をビデオとして無料で公開しているところもあるのう。 設立ちゃん:どうして無料で公開できるの? 博士:教材の電子化が進んでいることで、一度デジタル化された教材は、複製やオンライン配信のコストがかからないからじゃよ。 起業君:やる気さえあれば、高度な専門知識を一般の人達でも学べるということですね。 設立ちゃん:もしかしたら将来、どこの大学を出たかじゃなくて、何を学んだかが重視されるようになるかもしれないわね。 博士:さらにもう一つの革命として、遠隔にいる教師が、オンラインで生徒を指導できるようになったことがあるのう。 設立ちゃん:ふんふん。 博士:教室にコストをかける必要がなくなって、授業料を抑えた教育サービスを実現できるのう。 起業君:いまの段階で、オンライン講師の仕事が成り立っているのは、語学レッスンと家庭教師が主体でしょうか? 博士:英会話業界では、海外からのオンライン指導が普及しており、フィリピン人講師が教えるレッスンなら、20~30分あたり200~500円の単価で受講することができるのう。 設立ちゃん:へえ~。 博士:講師にとっては、自宅から都合の良い時間帯に仕事ができ、他のパート職と比べて時給単価も高いため、スクール業者の求人に対する人気は高く、フィリピンでは、オンライン英会話講師への応募倍率が、30倍以上とも言われているんじゃよ。 起業君:逆に日本語を学びたいという人向けのサイトもありますよね。 博士:講師として登録しているのは、日本語のネイティブ、つまり日本人じゃ。 採用条件は、日本人というだけではなく、日本語の指導経験が2年以上あり、日本語教育能力検定に合格しているか、日本語教師 420時間養成講座を修了、大学で日本語教育を専攻していた者が対象になっておる。 起業君:米国では小中校生に対して主要科目を教える家庭教師の仕事も、オンライン化が進んでいるようですね。 博士:自宅から都合の良い日時に指導を担当できるため、大学生だけでなく、主婦や社会人の副業として人気が高いようじゃのう。 設立ちゃん:なるほどね。 博士:日本でも、オンライン家庭教師の業者は増えてきており、アルバイトの時給としては悪くないが、担当できる時間数には制約があり、本業にするには、さらに上のキャリアアップを目指す必要があるのう。さらに米国では、オンライン教師として活躍できる場が家庭教師以外にも広がっておるんじゃよ。 設立ちゃん:どんなところで? 博士:米国では、集団教育に馴染めない子どもに対して、全日制の小中高校に通わずに、ホームスクールで学ぶ権利が認められているが、そうした子ども達が、オンラインで学習するためのバーチャルスクールで、自宅のパソコンからアクセスして、各種の授業を受けることができるんじゃ。 起業君:生徒をオンラインで指導する教師の仕事は、自分の専門知識を活かすことができ、在宅勤務も可能なことから、これからの人気職種になりそうですね。それに地域間の教育格差を埋めるためにも、官民一体でオンライン教育を推進してもらいたいですね。 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |