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自給自足
自給自足について考えてみました。
2014年5月5日更新
第80話 自給自足 |
設立ちゃん:ホームセンターに行きたいんだけど・・・。 起業君:いいですよ。何を買うのですか? 設立ちゃん:家庭菜園に挑戦したいのよ。 博士:余暇時間のレクリエーションを兼ねて、野菜作りを楽しむ人が増えているようじゃのう。 設立ちゃん:家庭菜園ができる自宅の庭がなくても、一区画単位で畑を借りられる市民農園で野菜作りができるのよね。 都市近郊にある農園では区画が足りないくらいの人気で、順番待ちの状況らしいわ。 起業君:海外からたくさんの食料品が輸入されてくるけどそれぞれの国の安全基準が違うから不安に思う日本人は多いんじゃないかな。 博士:米国で家庭菜園が増えている背景には、遺伝子組み換え食品の問題があるようじゃ。 遺伝子組み換えの種子が使われるようになって、消費者や有機栽培にこだわる農家から反対運動が起き始めているんじゃよ。 設立ちゃん:中国からの輸入野菜は、農薬が心配って言う人も多いわよね。 起業君:結局、自分で作るのが一番安全ということになりますね。 博士:消費者にとって、安全で新鮮な食材をできるだけ安く確保することは、とても大切なことじゃ。そんな訳で、完全な自給自足とまではいかなくても、半自給自足を目指すことが、時代のトレンドとして浮上してきているわけじゃな。 設立ちゃん:自給自足といっても、一般家庭で何ができるかしら? 起業君:ニワトリを飼って卵を産ませるとか。 設立ちゃん:でも飼育スペースも必要だし、伝染病を防ぐために衛生面にも気を使うわよね。簡単にはできないわ。 博士:ペンシルバニア州のある起業家が、ニワトリのレンタルサービスを開始したことで人気になっているらしいのう。 設立ちゃん:えっ!?ニワトリをレンタルするの? 博士:半年間、2羽の雌ニワトリをレンタルすることができ、飼育用のゲージやエサ代も料金に含まれているそうじゃ。 起業君:レンタル料に見合うんでしょうか? 博士:レンタルする2羽の雌鳥からは、1日に1個、1週間に8個から14個の卵が期待できるから、レンタル料は決して高くないとの評判じゃ。それに、家庭で食べきれない分の卵は、買い取りにも応じてくれるそうじゃ。 設立ちゃん:でも、住宅街でニワトリを飼っても、近所迷惑じゃないのかしら? 博士:大きく鳴くのは雄鳥で、雌鳥の場合は、鳴き声で迷惑になることはないようじゃ。 設立ちゃん:へー、そうなんだ。 起業君:あと、すぐに思いつくのは家庭菜園だけど、なかなか難しいですよね? 博士:確かに消費者の視点に立てば、家庭菜園で食材を自給できるのが理想だが、庭のスペースや農業に費やせる時間などから、誰もが実現できるわけではないのう。 設立ちゃん:そうね。プランターでトマトを育てるのがやっとかもね。 博士:そこで、信頼できる有機農家の会員となって、収穫物を分配してもらえる仕組みが普及しておるんじゃよ。 起業君:なるほど。出資の配当として安全な食物をもらうということですね。 設立ちゃん:でもそれだと自給自足にならないわ。 博士:ではガーデンシェアリングはどうじゃ? 設立ちゃん:ガーデンシェアリング? 博士:野菜は、畑によって収穫できる作物に偏りがあるため、家庭菜園をやっている人同士で物々交換をするんじゃよ。 家庭菜園の仲間が増えることにより、年間を通して豊富な種類の農作物を交換できるし、栽培方法も共有し合うことで、アマチュアでも高品質の作物を作れるようになるようじゃ。 起業君:たしかに、安全な食品を入手する手段としては、家庭菜園を自分で作るか、友人や地域の人達が作った自家製の作物を分けてもらうことが、最も信頼できますね。 博士:家族の健康や安全を重視するのであれば、低価格の食材を選んでいては心もとないのう。健全な栽培方法を踏襲する有機農家をスポンサーとなって支えたり、家庭菜園で自家製の野菜を作りたいと考える人達は、日本でも増えてきているようじゃな。 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |