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タクシー業界
タクシー業界について考えてみました。
2014年3月17日更新
第76話 タクシー業界 |
起業君:タクシーは利用しますか? 設立ちゃん:う~ん。マイカーがあるので、あまり使わないわね。 起業君:でも、高齢者や運転をしない人にとっては、なくてはならない足ですよね。 設立ちゃん:そうね。病院へ行ったり、最近ではスーパーに乗って来ている人も見かけるわ。 起業君:確かに荷物が重かったりすれば、タクシーはとても便利だけど、頻繁に使うには料金が高すぎますよね? 博士:日本のタクシーは世界一高い料金と言われておるのう。それにタクシー運賃は、値切りや割引の交渉が法律によって禁止されておるんじゃよ。 設立ちゃん:そうなんだあ。 博士:じゃが、旅行や出張先などで、事前にタクシーによる移動先が決まっている場合には、定額料金制のタクシーを予約すると、通常の運賃よりも2~3割安くすることができるんじゃよ。 設立ちゃん:定額料金制ってなに? 博士:出発地から目的地までの区間のタクシー運賃を旅行代金という扱いにする仕組みじゃ。 起業君:修学旅行とかで利用される観光タクシーと同じ仕組みですね。 博士:ただし、定額タクシーの欠点は、目的地までの距離がある程度長くないと、大幅割引の恩恵を受けにくいことなのじゃ。 起業君:やっぱり身近な買い物や外出で、気軽にタクシーを安価に使うことは難しいですね。 設立ちゃん:何かいいサービスはないのかしら? 博士:米国では、従来のタクシーよりも安価に利用できる送迎サービスが複数登場しておるぞ。 設立ちゃん:どんなもの? 博士:Uber(ウーバー)という配車サービスは、各地域のタクシー会社やハイヤー会社、個人ドライバーと提携していて、利用者は移動の目的や人数によって、車両タイプをエコカー、タクシー、ハイヤー、ミニバン、最高級車の5種類から選択することができるんじゃ。タクシーよりも安い料金を求める人は、エコカーを選択すると良いんじゃよ。 起業君:エコカーですか? 博士:プリウスなどのエコカーを利用して個人開業しているドライバーじゃな。 起業君:商用業者ではないんですね? 博士:タクシーやハイヤーは、旅客運送の商用ライセンスを取得している業者が加入の対象になっているが、エコカーは、23歳で自動車免許を取得しており、中型以上の4ドア車を所有している者であれば、事故歴や犯罪歴など身元審査を受けて合格した後に、開業することができるんじゃ。 起業君:そうなんですか。 博士:それが合法として認められるのか否かは、各州の規則によっても異なっているが、米国ではUberへ加入登録をして稼ぐ個人ドライバーが増えているようじゃな。 起業君:へえ~。 博士:さらには、Lyftというサービスがあるのう。Uberがタクシーやハイヤーと同等の配車サービスを提供しようとしているのに対して、Lyftはマイカーへの相乗りをコンセプトにしていて、ドライバーの大半は営業ライセンスを持たないアマチュアのドライバー達なんじゃ。 設立ちゃん:でもそれだと、料金が安くても、ドライバーの質と安全性はどうなのかしら? 博士:Lyftにドライバーとして登録するため条件は、23歳以上で3年以上の運転歴があり、2000年式以降の4ドア車を所有していること。スマートフォン使用とフェイスブックのアカウントも必要なんじゃ。 運転免許証と犯罪歴の身元審査をした後、ビデオ電話による面接をクリアーすると、車両検査、薬物使用の検査、約2時間の安全研修が行われるんじゃよ。 設立ちゃん:ふんふん。 博士:利用者からは、ドライバーの評価が5点満点で行われて、蓄積された評価の平均点数が4.5よりも低くなると、登録リストから消えていくシステムになっておるんじゃよ。そのため、ドライバーとして仕事ができるのは、応募者に対して6%と言われておる。 設立ちゃん:それなら安心かな。 博士:Lyftの利用者は、大半が女性なんじゃが、なぜだかわかるかな? 設立ちゃん:どうしてかしら? 博士:通常のタクシーは、大多数のドライバーが男性で、女性客にとっては安全面の不安があるが、Lyftはドライバーの性別や素性を確認してから、迎車の依頼ができるんじゃよ。 設立ちゃん:なるほどね。 起業君:運転者がどんな人なのか、特に女性や高齢者なら気になる人はいるかもしれませんね。 博士:信頼できるドライバーが見つかれば、その車を継続的に利用したいと考える人は多いじゃろう。UberやLyftが支持されるようになってきたのは、ドライバーのプロフィールやレビューが確認できるからじゃろうな。 安全と安心の面で、信頼度が高いドライバーのネットワークを作ることが、新サービス構築の肝となりそうじゃのう。 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |