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キッザニア
キッザニアについて考えてみました。
2014年3月7日更新
第73話 キッザニア |
設立ちゃん:エンジェル係数って知っている? 起業君:家計の支出に対して、子どもの教育費にかけている割合のことですよね。 博士:現代の家計状況を見るのには、食費をみるよりもどれだけ教育費にお金をかけているのかをみたほうがわかりやすいと言われているのう。 起業君:景気が低迷していても、こどもの教育に関しては財布の紐も緩みやすい気がします。お爺さんお婆さんも孫に対しては甘いですからね。 博士:そこで、娯楽、レジャーの分野では、遊びを通して知識や技術を学べるサービスを提供する業態が成長しておるんじゃ。 設立ちゃん:そういえば、最近幕張にできた大型の商業施設の中に、職業体験ができるこども向けの施設があるって話題になっているわ。 博士:他にも、東京の豊洲と兵庫の甲子園のキッザニアは広く知られておるのう。 起業君:僕はよく知らないんですが、どんな所なんですか? 博士:屋内型の子ども向けテーマパークで、ゲームセンターのような遊戯施設とは異なり、職業をリアルに体験できるんじゃよ。 設立ちゃん:お菓子工場やハンバーガーショップ、キャビンアテンダントに美容師、警察官など約90種類もあるのよね。 起業君:すごいですねえ。 博士:各業界の有名企業がスポンサーになっていて、子ども達が職業体験で利用する道具、制服、仕事のマニュアルなどを提供してもらっているんじゃ。おかげで、アトラクションのリアリティは大したもんじゃよ。 起業君:へえ~。 博士:たとえば、お菓子工場では森永製菓がスポンサーとなっていて、同社製品のハイチュウを実際に作りながら、菓子工場の作業工程を学ぶことができるんじゃ。 設立ちゃん:他の業種にも大きなスポンサーがついているの? 博士:印刷工房は大日本印刷、科学研究所はヤクルト、ガソリンスタンドは出光興産というような感じじゃ。 設立ちゃん:楽しそうね。 博士:ラジオ局、テレビ局、新聞社、出版社なども体験できるぞ。 起業君:実在のメディア企業がスポンサーなら、広告料を払わなくても、自発的に宣伝してもらえるんじゃないですか? 博士:確かに集客面で非常に大きな効果があるのう。 設立ちゃん:教育に役立つ施設ということで、小中学校の遠足や修学旅行にも利用されていると聞いたわ。 起業君:こどもが自分で体験した企業なら、強い興味を持つだろうし、これ以上の宣伝効果はありませんね。 博士:親が子どもの教育にかけるコストは、世帯収入に対して1~2割とみるのが妥当で、高年収の家庭になれば、それだけ高額の資金を投じていて、それは塾や予備校の費用だけではなくて、子どもの感性を磨ける遊びや家族全員が楽しめる旅行やレジャーも含めて多岐にわたるんじゃ。業界のすそ野は意外と広いといえるのう。 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |