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ショールームビジネス
ショールームビジネスについて考えてみました。
2014年1月25日更新
第70話 ショールームビジネス |
起業君:設立ちゃんは買い物する時、ネットですか?それとも、お店? 設立ちゃん:う~ん。ネットは値段が安いのが魅力なんだけど、実際に商品を手にとってみないと分からないことも多いのよね。 起業君:確かに洋服とかは、同じサイズでもブランドによって大きさが違っていたりしますよね。 設立ちゃん:そうなの。この前、ネットで腕時計を買ったんだけど、実際にはめてみたら大きさとか重さがイメージと違って、がっかりだったのよ。 起業君:欲しい商品があったら、まず近隣の店で現物を確かめて、店よりも安いネットで購入するということでしょうか。 博士:それはショールーミングと呼ばれる行為で、小売店の売上機会を喪失させるとして、問題視されておるのじゃ。 設立ちゃん:でも、消費者にしてみれば、同じ品物なら安く買いたいのが心情よね。 起業君:豊富な在庫を揃えて、店員が接客する実店舗と、非対面のオンラインショップではコストのかけ方が違うから、実店舗が販売価格でネットに勝つことは難しいですよね。 博士:そこで、発想を逆転させて、実店舗をショールームにしてしまおうというする動きが、米国で出始めておるんじゃよ。 設立ちゃん:ショールームということは、そこで購入はできないの? 博士:そう。店には、商品のサンプルだけを陳列して、お客にその仕様やサイズなどを確認してもらい、気に入ったら、店内に設置されたタブレット端末からオンラインで注文をするという仕組みじゃ。 起業君:この方法なら、店に在庫を置くコストや接客にかかる店員の人件費を減らすことができますね。 設立ちゃん:買う側にとっても、手にとって見ることができるのはありがたいわ。 起業君:でも、販売機能をネット上に構築するのは簡単じゃないですよね。 博士:それを実現させるのが、以前話したことがあるアマゾンのサービスじゃ。 起業君:そうか。アマゾンのマーケットプレイスとフルフィルメントサービスですね。 設立ちゃん:商品在庫をアマゾンの物流センターに預けておけば、オンライン注文の都度、アマゾンに配送作業を代行してもらえるというサービスだったわね。 博士:日本ではまだ正式リリースされていないが、アマゾンのバックヤードにあるEC機能を丸ごと利用して、独自ドメインのショッピングサイトを構築できるアマゾン・ウェブストアというサービスもあるぞ。独自ドメインの通販サイトで、自社内からの商品発送するよりも、顧客満足度が高まって、売上を伸ばすことに成功した例もあるんじゃよ。 起業君:送料無料のサービスが原因でしょうか。 設立ちゃん:ネットショッピングの場合、商品が安くても送料がかかると、逆に高くついちゃうことがあるから、送料無料は魅力よね。 博士:これからはバックヤードでは同じシステムや設備を共有しながらも、表向きは、商品のカテゴリーや販売者の規模によって、細分化されていくんじゃろうな。売り手にも、自分の商材やスタイルに合った売り場を見つけるセンスが求められるようになるのう。 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |