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マーケットプレイス
マーケットプレイスについて考えてみました。
2013年11月27日更新
第64話 マーケットプレイス |
設立ちゃん:これからの有望なのは、どんな国かしらね? 起業君:購買力が高い国ですかね。 博士:消費者の購買意欲が高ければ、いろいろな商品を売ることができる訳で、以前より日本の中小企業も海外市場に目を向けるべきだと言われておるのう。 起業君:ネットビジネスの環境が充実してきたことで、中小企業や個人事業主でも、海外の取引先や顧客を開拓することが可能になりましたよね。 設立ちゃん:でも、日本の中小企業にとっては、言葉の壁が高いわよね。 起業君:確かに。その点、米国の業者なら、英語を言語する商圏人口に向けて、グローバルビジネスを展開することができますね。何といっても、14億人もいますしね。 博士:しかし、日本の中小企業でも、販路をネットに絞り込むことで、オンラインで英語圏の人材を採用したり、いろいろなプラットフォームを活用することで、日本に居ながらにして、スモール・オフショアビジネスを展開することは可能じゃよ。 設立ちゃん:どんなふうに? 博士:例えば、ソーシャルコマースの活用は、各地域に実店舗を持たなくても、個人のSNSユーザーを紹介者として新製品の知名度を広げていける利点がある。 設立ちゃん:なるほどねえ。 博士:ネットからのメーカー直販であれば、卸業者や小売店への中間マージンを省けるから、その分をSNSユーザーへの報酬へと振り分けることもできるのう。 起業君:国によってはWebサイトよりもソーシャルメディアの利用者が多いから、フェイスブックやツイッターと連携したソーシャルコマースのプラットフォームを活用することが有効ですね。 設立ちゃん:eコマースならば、どんな国の消費者からも注文を受けることができるわね。 博士:ただしネックとなるのは、国によって代金決済や商品配送のインフラが整っていないことじゃな。 起業君:それに、新興国ではクレジットカードの保有者は、一部の富裕層に限られてるそうですね。 博士:うむ。インドやASEAN諸国のカード保有率は、労働人口に対して1割前後しかないんじゃ。中国では、カードが35億枚発行されているが、9割以上が中国固有のデビットカードで、日本や欧米とは決済システムが違うんじゃ。 設立ちゃん:そうなんだ。 博士:宅配便についても、日本のように注文から2~3日で確実に配送される国は少数なんじゃ。 起業君:eコマースの物販が円滑、安全にできる国は限られているんですね。中小事業者の海外進出先は限定されてしまいますね。 博士:そこで、もっとも簡単に活用できるのが、アマゾンのフルフィルメント・サービスじゃ。 起業君:どんなサービスなんですか? 博士:世界の主要国に進出しているアマゾンには、中小業者や個人でも出品販売ができるAmazonマーケットプレイスがあって、アマゾンの配送センターに商品在庫を預けておいて、注文が入った後の決済や梱包、配送を代行してくれるんじゃよ。 起業君:へえ~。 博士:アマゾンは世界の主要国でフルフィルメントサービスを行っているため、これを使えば、中小事業者でも自国に居ながら、世界の消費者へ商品を販売することが可能になるということじゃ。 起業君:なるほど。そうすると、アマゾンがまだ進出していない国では、eコマースのインフラが未整備だから、海外業者の参入は難しいということになりますね。 博士:他にも、資金を調達して新製品を開発、販売するキックスターターというプラットフォームがあるぞ。 起業君:出資者を集めるんですか? 博士:多数の出資者を集められることは、商品の売り先が決まることを意味しているし、出資者が集まらなければ、プロジェクトは不成立になるんじゃ。商品の製造前に計画がストップするため、売れない在庫を抱えてしまうリスクも無いんじゃよ。 起業君:中国をはじめとしたアジア諸国へ、日本のビジネスモデルをフランチャイズ方式で輸出することには商機が見込めますよね。 設立ちゃん:そうね。日本伝統の料理を提供する飲食ビジネスは、海外で人気が高いし、公文のような日本式の教育ビジネスも、子どもの教育に熱心な他国で通用しそうだわ。 博士:日本の中小企業が生み出す、製品やサービスの品質は、世界的にみても非常にクオリティが高いが、その大半が日本国内のみで提供されていることから、新たな購買層を見つけられずに伸び悩んでいるのが、現状なんじゃ。英語圏の国々やアジアの新興市場へ進出させる道筋は、オンラインとリアルの両方で作ることができるはずじゃ。 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |