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スキルシェア
スキルシェアについて考えてみました。
2013年10月28日更新
第62話 スキルシェア |
設立ちゃん:何か資格をとろうかしら。 起業君:苦労して身に付けた知識や経験、技術は、その人にとって大切な無形資産ですからね。 博士:最近、資格を活用したサイドビジネスが注目されておるのう。そこで高収入を得るには、他者よりも付加価値の高い作業内容を提示することが大切じゃな。 設立ちゃん:たとえば? 博士:買い物代行ならば、食品の安全性や栄養価について優れた知識があり、同じ予算でも、質の高い買い物ができれば、評価が高くなり、リピート客が付きやすいじゃろう。 起業君:たしかに。 博士:得意なスキルをさらに高めていけば、軽作業に限らず、もっと高度な仕事も受注できるようになるし、それらのスキルを効果的に活用すれば、副業としても、単価の高い収入を得ることができるというわけじゃ。 設立ちゃん:自分の得意なことを収益化するわけね。 博士:最もわかりやすいのは、そのスキルを学びたいと思っている人達に教えることじゃな。 設立ちゃん:つまり、先生になるということね。 起業君:でも、指導者としての資格を取得したり、スクールを開業したりと、個人のサイドビジネスとしてはハードルが高くないですか? 博士:うむ。じゃが、数年前からは、誰もが先生となり、生徒を集められるソーシャルラーニングのプラットフォームが登場しておるから、利用するといいのう。 設立ちゃん:オンラインレッスンの形態が主流なら、地理的な条件も必要ないわね。 博士:有料で売ることができるスキルには、分野や職種のような制約は無く、発想次第では、様々なプラットフォームを開発することができるのう。 設立ちゃん:何か変わったものがあるのかしら? 博士:英国には地元のローカル知識や、旅行好きな人達が過去に蓄積してきた旅行経験を活かした旅行プランナーとして開業できるプラットフォームがあるんじゃよ。 設立ちゃん:どんなことをするの? 博士:初めての国や地域を旅行する人にとって、市販のガイドブックに掲載されている内容だけでは、現地のリアルな情報を入手することは難しいじゃろう? 起業君:旅行会社に相談しても、提携先のホテルやサービスを優先的に勧められるだけですよね。 博士:そこで、地元に住む人やベテランの旅行経験者が、現地の裏情報やオススメのポイント、交通費や宿泊代を安く抑えて、賢い旅ができる方法などをアドバイスする旅行プランナーとして登録して、これから旅をする人とのマッチングを行っているんじゃよ。 起業君:なるほど。 博士:他にも、欧米では、先生より身近な相談やアドバイスができる相手として、メンターの存在が重視されておる。 設立ちゃん:メンター? 博士:直訳すれば、助言者ということじゃな。頼りになるメンターがいるか否かにより、スキルの上達度や、事業の成功確率も変わってくるようじゃ。 設立ちゃん:へえ~。 博士:メンターの仕事は無償のボランティアだが、公的な機関からメンターとしての認定を受けることにで、顧客やクライアントに対して、自分の会社の信用を高めることができたり、メンター同士の交流グループに参加して、ビジネス人脈を広げられるなどの利点があるんじゃ。 起業君:知識や技術などのスキルは、歳を重ねるほど熟練していくから、年長者ほどメンターとしての資質がありそうですね。 博士:じゃが、現在の労働市場では、現役を引退したシニアの能力を最大限に活かせる仕組みは整っていないのう。日本では、60歳以上の有効求人倍率が0.40倍と非常に低い状況にあり、定年退職をしてから、新しい仕事に就くことはかなり難しいのが実態じゃ。 起業君:う~ん。 博士:高齢者にしてみると、長年かけて培ってきた知識や技術を活かすことができ、自由度の高いスタイルで働けるのが理想であることから、シニアの優れたスキルを仲介するプラットフォームを作ることは有意義だといえるのう。 起業君:オンラインで、各種の仕事ができるプラットフォームが充実してくれば、住んでいる地域や年齢のハンディを取り除き、自分の長所となるスキルを収益化することが可能になりますね。 博士:自分が興味や関心のある分野で生きがいを見つけることが、副業を長く続けられる秘訣なんじゃろうな。 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |