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ファッショントラック
ファッショントラックについて考えてみました。
2013年10月1日更新
第59話 ファッショントラック |
博士:以前、移動販売車について話したのを覚えておるかのう? 設立ちゃん:ええ。覚えているわ。トラックで飲食店を行う、俗に言う屋台のことよね。 起業君:飲食店の場合、設備を整えても、実際に店舗を持つよりは、かなり資金がおさえられるということでしたよね。 博士:うむ。実は、最近、フードトラックではなく、ファッショントラックに流行の兆しがあることを知っておるかのう? 設立ちゃん:ファッショントラックと言いと、洋服とかアクセサリーを売るのかしら? 博士:そうじゃな。衣料品やアクセサリーを移動販売するファッショントラックは、厨房設備が必要なフードトラックに比べると、複雑な改造をする必要が無いから、ファッションに興味のある女性の起業手段として推奨されるようになってきたんじゃよ。 起業君:確かに厨房設備がないから、かなり経費が抑えられそうですね。 博士:できるだけ安く中古のトラックを購入して、車内を店舗に改装。外観は目立つようにラッピングを施す程度でいいからのう。 設立ちゃん:トラックの内装なら、自分でできるかもしれないわ。 起業君:今はやりのDIYですね。 博士:ただし、ファッショントラックを成功させるには、百貨店や量販店では売っていない、一品モノの商品を扱うことがポイントじゃな。実際、ハンドメイドのアクセサリーやセンスの良い古着などを扱っているトラックが多いようじゃ。 設立ちゃん:なるほどねえ。 起業君:でも、フードトラックと同様、出店場所を確保することが課題であることは同じですよね。 設立ちゃん:路上や公園などの公共スペースに出店するには、行政の許可を得る必要があるものね。 博士:ファッショントラックの場合、ホームパーティへの参加が大きいんじゃよ。 設立ちゃん:どういうこと? 博士:パーティのホスト役やイベント主催者へのメリットを与えるんじゃよ。 設立ちゃん:例えば、どんな? 博士:ホームパーティを開催する家まで無料で出張し、売上の10%をパーティのホスト役にボーナスとして支払う。つまり、来場者が商品を購入した売上の一部をリベートとしてバックされる仕組みじゃな。 起業君:なるほど。 博士:ファッショントラックが全米で躍進している理由は、これらのリベート制度にあるという見方もできるのう。 設立ちゃん:何もしないでリベートがもらえるなら、利用する人は多いかもしれないわね。 博士:他にも、ホステス・リワードプログラムという報酬制度が用意されていて、売上の10%の報酬がバックされることに加え、ホスト自身の買い物については、10~35%の割引が受けられるようにしているんじゃ。 起業君:う~ん。ますます、利用しない手はないということですね。 博士:固定店舗、移動店舗、オンライン販売の3業態を併用することで、それぞれの弱点を補いながら、客層の厚い経営スタイルを築いていくことが理想じゃのう。 新規の起業者は、最もローコストで実行できる業態からチャレンジすることが賢明であり、そこで稼いだ利益を、次の業態へ回していくことで、オンラインとリアル、ローカルと全国の商圏を広く開拓していくことができるということじゃな。 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |