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プログラミング
プログラミングについて考えてみました。
2013年8月24日更新
| 第55話 プログラミング |
| 設立ちゃん：米国ではプログラミングの教育が注目されていると聞いたわ。 博士：高校でプログラミングの授業を必修化して、高卒の一般労働者の層でもプログラミングができるレベルにしようとの試みじゃな。 起業君：日本の高校でも情報という科目が必須になっているけど、プログラミングができるようになるほど高度な内容じゃないですよね。 博士：大学での学部も人気はあるが、難関のうえ学費も高い。そこで、プログラミング教育を目的としたＩＴスクールが注目されておる。 設立ちゃん：どんなもの？ 博士：米国ではサマーキャンプが盛んじゃが、数年前からキャンプの定番であるアウトドア活動と並んで、コンピューター・サイエンスを学ぶＩＴキャンプの人気が急上昇しておるらしい。 設立ちゃん：へえ～。 起業君：保護者が、ＩＴの専門知識を子ども時代に学んでおくべきスキルだと考えはじめているんですね。 博士：うむ。最近では、オバマ大統領が、高校でプログラミングやコンピューターグラフィックの履修を義務付けることに前向きと報道されたのう。ＩＴのスキルは、大学進学や、優良企業への就職に役立つという意識が、米国社会の中で急速に芽生えてきたようじゃな。 設立ちゃん：例えばどんなキャンプがあるの？ 博士：夏休み期間中の有名大学を会場として借用しているのが特徴じゃな。 設立ちゃん：ふんふん。 博士：２週間の泊まりがけでプログラミングとアプリ開発を学ぶコースや７歳から参加できるJAVA言語のプログラミングキャンプ、デジタル映像の作成やグラフィックアートの作成、３Ｄゲームのデザインと、学べるコースの内容は細分化されておる。 キャンプの講師役は、エリート大学のコンピュータサイエンス学部に所属する現役の学生や学位を取得してＩＴ業界で働く現役エンジニアじゃ。 起業君：プログラミングというと男の子に人気なんでしょうか？ 博士：女子高校生だけに限定したＩＴキャンプも行われておる。 設立ちゃん：女子だけだと参加しやすいのかしら？ 博士：コンピュータ科学の大学に進学する女子が非常に少ないから、当然、ＩＴ企業の職場では、女性エンジニアの割合が低い。女性エンジニアを増やすために、キャンプで女子学生にもっと興味を持ってもらうのがねらいじゃろう。 設立ちゃん：なるほどね。 博士：既に昨年開催した同キャンプの成果として、参加した女子の全員が、コンピュータ科学の大学に進学することを決めているらしいのう。 設立ちゃん：それはすごいわね。 起業君：プログラミング教育は、子どもだけでなく、ビジネス現場の社会人にも当てはまりますよね？ 博士：米国のエリート人材には、学位を取得していながら、プログラミングもできる人が多いようじゃ。 起業君：オンラインでプログラミング教育をうける取り組みも進んでいると聞きました。 博士：これからのＩＴ人材に求められるスキルとして、プログラムが書けることは必須であり、さらに専門的なＩＴ知識を習得していくことが重要になるじゃろう。 システムエンジニア、アナリスト、コンピュータ科学者、プログラマーなどＩＴに関わる職種は様々じゃが、彼らにとっての共通言語であるプログラミングの基礎教育をできるだけ広く国民に広げていくことが、次世代の国力に繋がっていくかもしれんのう。 
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