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職人養成市場
職人養成市場について考えてみました。
2013年7月31日更新
第53話 職人養成市場 |
設立ちゃん:日本のお寿司って、世界中で人気があるわよね。 起業君:確かに。海外にも寿司店が多いですね。 設立ちゃん:現地のお店だと、外国人が握っているけど、どうやって学んだのかしら? 起業君:全員が日本に来て修行したとは考えられないですからね。 博士:それなら寿司職人の養成学校じゃな。 起業君:養成学校ですか? 博士:イギリスの学校では、日本の寿司店で働いた経験のある講師陣が、寿司の握り方を指導していて、現地の寿司レストランの従業員も受講しておるようじゃ。 アメリカの場合は、カリフォルニア州から職業訓練学校としての認可を受けている寿司スクールがあるそうじゃ。1日でカッパ巻きやカリフォルニアロールなど手巻き寿司の作り方が学べるコースから、12週間で日本食の基本的な知識から、刺身の作り方、寿司の握り方を学べるコースまであるんじゃよ。 設立ちゃん:職人というと、弟子入りして修行するイメージがあるんだけどな。3年間は掃除と道具の手入れに明け暮れるみたいな。 博士:昔は弟子入りが普通だったかもしれんのう。でも、日本にも、魚の捌き方から寿司の握り方まで学べるスクールもあるぞ。週3回の授業を1年間行うコースの他に、8週間で寿司の基本的な技術を学べるコースもあるんじゃ。 起業君:そんなに短期間で技術が習得できるんですか。 設立ちゃん:う~ん。弟子入りだと、そこまで短期間での習得は無理よね。 起業君:日本の学校に受講生は多いんでしょうか? 博士:外国人の受講者もいるようじゃが、海外での生活を希望する日本人の若者も増えているようじゃのう。 起業君:海外ですか? 博士:日本人が、海外で働きながら生活をするには、言葉の問題だけではなくて、身元を引き受けてくれる就職先を探すのが、かなり難しいんじゃ。 だが、寿司職人のスキルがあれば、海外の寿司レストランで働きやすい上に、就労ビザも取得できるから、海外へ行く手段として、寿司職人を目指す人が増えているというわけじゃ。 設立ちゃん:へえ~。 起業君:就労ビザを申請するには、特別な技能を持つ人のほうが取得しやすいということですね。 博士:しかも、その技術は、日本特有の分野である方が価値は高いし、どこの国に行っても働けるキャリアパスになるのう。 設立ちゃん:なるほどね。技術を身につけることが大切なのね。 起業君:例えば、高品質な物ってハンドメイドものが多かったりしますよね。 設立ちゃん:そうかあ。それも技術というわけね。 起業君:最近話題の3Dプリンターも、サンプルはあっという間に作ることができるけど、微調整は人間の手じゃないと厳しいと聞いたことがありますね。 博士:自分が磨いた技術を切り札にして、世界を舞台に働けるのは、職人の大きな魅力といえるのう。また、専門技能が求められる職人の仕事に特化することで、付加価値の高い人材仲介ビジネスを展開することも可能かもしれんの。 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |