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テレビビジネス
テレビビジネスについて考えてみました。
2013年6月5日更新
第50話 テレビビジネス |
設立ちゃん:東京スカイツリーが開業1周年を迎えたわね。 起業君:地上波デジタル放送への切り替えも終わりましたね。 博士:日本人の一日のテレビ視聴時間は10年前とほとんど変わっていないが、年齢別にみると、70歳以上の高齢者が一日6時間近くテレビを見るようになっているのに対して、20代の若者層は一日あたり45分以上短くなっているらしいのう。 設立ちゃん:若者層がテレビ離れをしているのね。 博士:うむ。これは民間放送にとっては痛手じゃな。 設立ちゃん:どうして? 博士:スポンサー企業は、若者向けの商品を扱っていることが多いからじゃよ。商品ターゲットの客層が視聴者と合わないようだと、他の媒体へ広告先を乗り換えてしまう可能性があるわけじゃ。 設立ちゃん:なるほどね。 起業君:地上波の他に、BS、CS放送が出てきたことも、既存のテレビ局には大きいですよね。 設立ちゃん:パソコンで視聴する人も増えているんじゃない? 博士:うむ。ケーブルテレビよりも、インターネットでのテレビ視聴のほうが安くて便利になってきたから、米国では数年前からケーブルテレビの解約者が増えていて、ストリーミングテレビが普及しておるようじゃ。 設立ちゃん:ストリーミングテレビって何? 博士:数千タイトルの番組をオンデマンド方式で、都合が良い時に視聴できるんじゃ。他局では見られない海外番組の放映権を多数取得することで、契約者を増やしてきているようじゃのう。 起業君:日本にもスカパーとかWOWOWがありますね。 設立ちゃん:スポーツが好きな人は、一日中スポーツ番組を観ていられるんでしょう? 博士:視聴者の興味・関心も細分化しているため、ニッチな番組分野に絞り込んだり、グローバルな放映権さえ獲得できれば、国境を越えたテレビ配信も実現できるのう。 起業君:海外のドラマも視聴可能なんですね。 博士:ストリーミングTVの形態が登場してきたことにより、電波や通信回線のインフラを持たない企業でも、テレビ事業に参入することが可能になってきておるんじゃよ。 起業君:でもテレビというからには、たくさんの視聴者を獲得しないといけませんよね。 博士:うむ。テレビが多チャンネル化していく中では、良質な番組コンテンツをできるだけ多く集めることが鍵じゃ。そのためには、番組の著作権を保有するテレビ局や番組制作会社などと、強固なパートナーシップを組むことが重要じゃな。 起業君:なるほど。 博士:CM付きの無料放送だけでは物足りないという、感度の高い視聴者は有料でも関心のある番組を探し求めるようになるかもしれんのう。 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |