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高級品
高級品について考えてみました。
2013年5月15日更新
第48話 高級品 |
起業君:新車購入の10人に1人が外車ユーザーで、2012年には輸入車の販売実績が30万台にまで伸びているそうですよ。 設立ちゃん:へえ~。それほど景気が回復傾向にあるってことなの? 博士:いやいや、ひと昔前の輸入車といえば、1千万円以上の超高級車だったが、近頃は、高級な質感はそのままにして、サイズダウンをしたDセグメントやCセグメントの車種が充実してきているんじゃよ。 設立ちゃん:ふ~ん。それだとあまり国産車と変わらないの? 博士:国産車に比べると値段は高いが、サラリーマンでも、少し無理をすれば買える価格帯の新車種の開発に力を入れ始めているようじゃ。 起業君:アパレル業界でも、セカンドラインを設定するブランドが増えていますよね。 設立ちゃん:セカンドライン? 起業君:姉妹ブランドとして、従来のブランドより廉価版の商品を販売するものですよ。 たとえば、プラダはミュウミュウ、ジョルジオ・アルマーニは、エンポリオ・アルマーニとか‥。 設立ちゃん:それなら知っているわ。 ミュウミュウのバッグは若い人達にも人気よね。 起業君:それでも高額であることには違いないので、どんな人達にどのように売っていくのか工夫が必要ですよね。 博士:そこでアッパーミドルと呼ばれる人達に注目じゃな。 起業君:アッパーミドルですか? 博士:いわゆる中上流層じゃよ。 彼らは購買意欲が高いとされておるのう。 設立ちゃん:へえ~。 博士:但し、バブル景気の頃に流行ったような、華美で贅沢なサービスや商品を好むのではなく、 精神的な豊かさや、自己の満足感を追究するようになっておる。 設立ちゃん:どういうこと? 博士:趣味や旅行など、自分への投資効果があるものにお金を使う傾向があるのう。 設立ちゃん:頑張った自分へのご褒美ってことね。 博士:あとは、品質や希少性など商品の本質的な価値があるものじゃな。 起業君:こだわりですね。 博士:決して安くはないが出せない金額ではないとか、限定品など他では手に入らないとなると、購入意欲が増すようじゃな。 起業君:なるほど。 博士:大半の生活必需品などは新興国から安くで輸入できるようになったし、インフレだからといって全て物価を上昇させることは難しい訳だから、高級品の購買層を伸ばしていくことは課題だと言えるじゃろうな。 それに、バブル景気の頃とは消費者の価値観は異なっているから、大枚をはたくことの理由やメリットを売り手側が新たに提示していく必要があるかもしれんのう。 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |