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芸術支援
芸術支援について考えてみました。
2013年4月4日更新
第44話 芸術支援 |
起業君:はい。すばらしい個展でしたね。
設立ちゃん:でも、芸術を職業とするのは難しいんでしょうね。 起業君:そうらしいですね。有名にならなければ、収入も安定しないでしょうし。 博士:最近、魅力的な創作活動をする人達の収益化を、ビジネス的な側面から支援する「アート・プレナーシップ」という発想が登場してきたのを知っておるかのう? 設立ちゃん:知らないわ。 起業君:具体的にどんなものですか? 博士:音楽の場合、これまで主な収益源だったCDは売れなくなったが、ライブやコンサートの観客動員数は大きく伸びておるんじゃ。 そこで、「iRocke」というサイトでは、各地のライブハウスで行われる演奏を、世界の音楽ファンにストリーミング配信するビジネスを目指しておる。 起業君:ふんふん。 博士:サイトのオーナーは、もともとカリフォルニアでライブハウスを経営していて、そこの演奏をストリーミングしたところ、リアルの観客が数人しかいないようなライブでも、世界中では多くの人達が視聴することがわかったんじゃよ。 設立ちゃん:なるほどね。視聴者が増えれば、広告スポンサーに付けることができるわね。 起業君:人気アーティストのライブは有料制にして、チケットを販売するビジネスモデルも成り立つかもしれませんね。 設立ちゃん:同じ音楽でもクラシックは安定しているような感じがするけど。 起業君:でも、高価な楽器を自分で購入しなくてはいけないし、経費もばかにならないので、多くの人達が何らかの副業をしているらしいですよ。 博士:じゃが、癒しの効果もあることから、身近で聴いてみたいというファン層は増えているんじゃよ。 設立ちゃん:へえ~。 博士:レストラン、カフェ、バー、クラブを会場とした室内コンサートを開催している団体があるんじゃよ。演奏者の服装もカジュアルにして、リラックスした雰囲気で聴けるように工夫されておる。 起業君:でも、レストランがコンサートを主催すると、高額のギャラを負担する必要がありましたよね? 博士:この団体では、来場者から5~20ドルの寄付を呼び掛けていて、集客もフェイスブックのイベント告知機能を活用しておるんじゃよ。 設立ちゃん:ふ~ん。 博士:場所を提供するレストランにとっても、店のイメージを向上させて、知的で良質な客層を集められることから、演奏者、店、観客の三者それぞれにとって、魅力的なイベントというわけじゃ。 起業君:音楽以外には何かありますか? 博士:ハンドメイドの作品をネットで売る、個人のスモール起業者を支援するサイトもあるのう。 設立ちゃん:知っているわ。気にいった作品を買うこともできるし、紹介された作品を制作するのに必要な材料を買うこともできるのよね。 博士:技量の差はあるにしても、今は、誰もが自分の作品を自由に投稿、出品できる時代になったんじゃ。 デザイナーやアーティストは、プロばかりではなく、アマチュアでも、同じ土俵で活躍できるようになってきておるのう。 彼らの才能を上手に活用したり、支援していくことが、企業にとって個性のある創造的な新製品や新サービスを生み出していくためのヒントとなるかもしれんのう。 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |