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ライセンス
ライセンスのついている商品の売り上げについて話し合います。
2012年12月25日更新
第35話 ライセンス |
設立ちゃん:久しぶりに運動すると気持ちがいいわね。 なんだか、のどが渇いたわ。 起業君:はい。これ、どうぞ。 設立ちゃん:わぁ、ありがとう。 あら、これプロスポーツチームのロゴが入っているけど チームの公式飲料なのかしら? 起業君:そうだと思いますよ。 設立ちゃん:じゃあ、選手のみんなも飲んでいるってことね! 博士:公式といっても、必ずしもチームの有名選手が愛用しているわけじゃなく、 商品に“公式用品”の冠を付けることを認めたライセンス契約に基づいているものということなんじゃよ。 設立ちゃん:なんだあ。 博士:公式用品とすると売上が伸びるんじゃよ。 現に米国のプロスポーツは、各メーカーとのライセンス契約を重要な収益源にしており、 MLBやNFLの公式商品は、それぞれ年間で27億ドル(約2200億円)もの売上があるそうじゃ。 起業君:そういえば、メジャーリーグのロゴマークがついている商品って ウェアやグッズの他にも、いろんなものがありますよね。 博士:メーカーにしても、人気チームのロゴを付けることで商品の価値が高まり、 売上が伸びるため、米国内では、大手と中小を含めて1500社以上のメーカーが、 プロスポーツの公式グッズを手掛けておる。 起業君:へえ~。 博士:こうしたライセンスビジネスは、以前は大手の商社が得意としてきたが、 最近は中小の事業者でも容易に参入することができるようになってきたのう。 起業君:そうなんですか。 博士:ブランドの拡大を求めて、ライセンスを提供する側も、門戸を広げてきているんじゃよ。 たとえば、ディズニーのキャラクターを使用したいときは、 どのような手順を踏めばよいのかが、公式サイトの中で明示されておる。 設立ちゃん:いろいろな商品にディズニーのキャラクターがついているのを よく見かけるけど、そういうことなのね。 起業君:僕、米国の大学のロゴが入ったTシャツを持っていますよ。 博士:うむ。米国では、大学スポーツが一大マーケットとして確立されておるんじゃよ。 テレビ放送や新聞での取り扱いが大きく、休日にスタジアムに足を運ぶ人も多いため 大学の学生や関係者でなくても、ロゴが入ったシャツなどを買う人が多いんじゃ。 設立ちゃん:なるほど。 博士:大学ブランドはまだメジャーではないため、プロスポーツチームよりライセンス料も安いし、 中小の企業でも参入しやすいかもしれんのう。 起業君:カレッジライセンス商品には、衣類が多いけど、 バインダーやノートなどの文房具もいいですよね。 設立ちゃん:中高生には行きたい大学の文房具が、 人気になるかもしれないわね。 博士:他には「TOMS Shoes(トムシューズ)」という靴の業者は、 ロゴは入れず、同じデザインの靴をどの大学か分かるようにシンボルカラー別に制作し販売しておるのう。 設立ちゃん:それもかわったアイディアね。 博士:国内でも、ご当地キャラクターがブームになっておるじゃろう? 起業くん:知ってます。くまモンとかバリィさんとか、ゆるキャラといわれているものですよね? 設立ちゃん:そうそう、グッズがたくさん出ているわ。写真集もあるのよね。 博士:他社のブランドをライセンス契約で借りたり、 自社のブランドを育てていくなど 商品に親しみやすいブランドイメージをつけるという 商戦に注目してみるのもよいかもしれんのう。 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |