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単身者の裕福層を見逃すな！
単身者の裕福層に向けたサービスは以外と見逃されていて、日本ではまだまだニーズがかなっているとは言いがたい。そんな中、起業君と博士と設立ちゃんが、単身者向けのサービスについて盛り上がります。
2011年12月19日更新
| 第14話 単身者の裕福層を見逃すな！ |
| 起業君：今日の夕飯はお友達と一緒だったんですか？
設立ちゃん：どうして！？ 起業君：さっき焼肉店から出てくるところ、見かけましたよ。 設立ちゃん：それねぇ、一人で行ったのよ。 起業君：一人で焼肉屋に入ったんですか！？ なんか、一人で焼肉屋って、勇気いりませんか？ 設立ちゃん：実は、最近、オープンしたお店なんだけど座席のレイアウトが、一人でも食事しやすいつくりで、友達のあいだで、すごい人気なのよ。 博士：一人でも気兼ねなく食事できるように、お客に気配りしている店は、最近繁盛しているようじゃのう。 何でも、博多ラーメンの「一蘭」というお店では、「味集中カウンター」という独自のカウンター席を開発して、人気を集めておるらしいぞ。 起業君：「味集中‥」ですか？ 博士：席の両隣には衝立、カウンターの前には簾がかけられていて、食事のとき、隣の客や店員のことが気にならないようじゃな。 しかも、オーダーの時も、店員と話す必要はないらしいぞ。 設立ちゃん：それなら女性一人でも行きやすいわね。 起業君：今はファミリー向けより、単身者向けのサービスが注目されているんでしょうか？ 博士：単身者のほうが、金銭的にも時間的にも余裕があると言われておるじゃろ。 じゃが、一緒に外出できる家族や友達が少ない人も多い。 そこで、単身者の休日向けサービスが注目されているんじゃな。 イギリスの「Solos」は、単身者専門の旅行ツアーやイベント企画で 成長しているそうじゃよ。 たとえば、テニスに興味があるのだけど、一緒にプレイする相手がいないという人なら、高級ホテルで１泊２日の合宿レッスンとかのう。 設立ちゃん：参加者全員が一人なら自分だけが孤独な思いをすることがないわけね。 起業君：趣味が同じなら、初対面同士でも話は弾みますしね。 博士：初対面の相手と食事をするための仕組みも少しずつ浸透していて、「ソーシャル・ミール」とか「ソーシャル・ダイニング」などと呼ばれておるな。 起業君：なんですか？それは。 博士：レストランのクーポン販売と、食事相手のマッチングを兼ねたサービスじゃよ。 日時が指定されたレストランのクーポンを買う時に、同じクーポンを買った人のプロフィール確認を確認することができるんじゃ。 設立ちゃん：なるほど！つまり、そのリストを見て「仲間になりたい」と思ったら、クーポンを購入して指定の日時にレストランへ行けば一緒に食事ができるのね！ 起業君：プロフィールが見れるなら、初対面でも話題があるし、一人でも安心ですね！ 設立ちゃん：おひとり様向けの商売って、考えたらもっと色々出てきそうで面白いわね。 起業君：ええ。単身者向けのサービスは、これからもっと見直されそうですね。 
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