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オーガニック食品を手軽に摂取
手軽に摂取できるオーガニック食品について話が盛り上がります。
摂取や調理が面倒だったオーガニック食品を手軽に家族で摂取できるようになると、手軽さを超えたところにまで需要があるのではないか?その需要先とは?
2011年11月23日更新
第12話 オーガニック食品を手軽に摂取 |
起業君:う~ん。いいにおいがしますねぇ。 設立ちゃん:オーガニックのトマトをもらったのでピザを焼いているところよ。 起業君:うわぁ!楽しみですねぇ!! 設立ちゃん:でも、まだたくさんあるのよねぇ‥。 起業君:せっかく新鮮な有機野菜! 余らせてしまってはもったいですね。 博士:そうじゃな。せっかくのオーガニック野菜も、生鮮品じゃし、日持ちがしないからのう。 そういえばアメリカでは、レトルトや冷凍に加工されたオーガニック食材、すなわち「インスタント・オーガニック食品」という市場が形成されてきているという記事をこの前どこかの記事で読んだんじゃ。 起業君:日本と同様にアメリカの消費者も、食品の安全性や健康への影響に対する意識が高まっているということでしょうか? 博士:アメリカのスーパーでは、食品添加物や糖分や塩分の多い食品が多く並んでいることとも関係しておるのう。 食品の安全性や健康への影響に対する意識は、中流層以上の世帯になるほど高く、経済的に余裕のある人達は価格が高くても有機栽培で作られた野菜や、飼料や飼い方にこだわった牛肉、豚肉、鶏肉などを買い求めるわけじゃ。 そのためか、自然食品やオーガニックフードなどを専門に取り扱う「ホールフーズマーケット」のような専門スーパーが急成長しているらしいぞ。 既に270店舗以上を展開して4500億円以上を売り上げておるということじゃ。 値段は、普通のスーパーよりも平均15%ほど高いらしいが、値段よりも、安全や健康を重視したい消費者に支持されて、世界最大の自然食品販売チェーンへと成長したそうじゃ。 設立ちゃん:でも、中流層以上の収入面で余裕がある人達ほど、夫婦共働きで忙しくしていて、料理に手間をかける時間がないんじゃないかしら? 博士:うむ。だから、ホールフーズのような自然食スーパーでは、素材にこだわった惣菜の販売に力を入れていて、持ち帰り用の他にも、自分で選んだ惣菜をトレーにいれ、飲食コーナーで食べられるようにしているんじゃよ。 昼食時にはサラリーマンや子供づれで賑わっていて、夕食時にはファミリーの姿も見かけるそうじゃ。 まぁ、もっと忙しい主婦は、夕食時にスーパーへ行くことさえ難しい場合があるがのう。 起業君:そうかあ!そこで、オーガニックの冷凍食品やレトルト食品というわけですね。 冷凍商品やレトルト食品は買い置きが可能で、食事時にあわててスーパーへ走る必要がないし、しかも素材にこだわったオーガニック食品だし、電子レンジやオーブンのスイッチひとつで健康的な食事ができるので人気が高まっているということなんですね! 博士:うむ。例えば、健康的な昼食をとりたいサラリーマンが、同僚と食事をして、カロリーが多くなったり、動物性タンパク質を摂りすぎてしまっても、健康的なお弁当を作って持っていくには時間的な余裕がないじゃろう? そこで、オーガニック素材のレトルトや、冷凍食品を買っておけば、職場の冷凍庫で保存して、冷凍ランチを会社の電子レンジで解凍して食べることができるというわけじゃ。 設立ちゃん:はーい、質問! 子供には安全な物を食べさせたい!という親向けの商品もあるの? 博士:もちろんじゃ。産休明けの母親のために、インスタント離乳食の需要もあるんじゃよ。 ビンに詰められた野菜のすりつぶしとか、オーガニックの冷凍離乳食なんかもあるんじゃよ。 設立ちゃん:それは素晴らしいわね。そんなに簡単にオーガニック食品が使えるなら、忙しい家族向け以外他にも需要があるんじゃないかしら? 起業君:そうですね。例えば、生活習慣病やダイエット向けとしてはどうでしょうか? 博士:そうじゃな。 ダイエットが必要な人や、持病のある人向けに調理した、特別な食事を宅配するサービスに、『オーガニック使用』という付加価値をつければ、今後の有望なビジネスとして注目されるかもしれんのう。 起業君:食品に対する安全性や健康への影響はますます高まっていきそうですね。 設立ちゃん:さてと。私は残りでトマトソースのパスタを作ることにするわ。 起業君:僕は食べるほうのお手伝いをしますね! 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |