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サイドビジネスでアーティスト活動!
デザイナーを目指していた起業君が、趣味で書いた絵を、ビジネスに生かす方法について3人が話し合います。
2011年11月4日更新
第10話 サイドビジネスでアーティスト活動! |
設立ちゃん:すてきな絵ね。これ、起業君が描いたの?
起業君:はい。随分昔ですけどね。。 これでも小さい時はデザイナーになりたかったんです。 夢で終わってしまいましたけど‥。 博士:いやいや、そんなことはないぞ。 デザイナーとまではいかなくても、自分のデザインしたものを商品にできる方法があるんじゃよ。 起業君:えっ?本当ですか? 博士:米国カリフォルニア州に本社がある「Zazzle(ザズル)」というサイトでは自分が描いたイラストや図柄、撮影した写真などを、Tシャツ、ネクタイ、帽子、マグカップ、スケートボード等のデザインにしたオリジナル商品として販売することができるんじゃよ。 ここは本来プリント加工会社で、オンデマンド方式を使って無地の商品にデザインをプリントして完成品として仕上げるため、アーティストとは言えない素人でも、オリジナルのデザインを考案して商品化することができ、実際にその商品が売れるとロイヤリティが支払われる仕組みになっておるのじゃ。 あらかじめ設定しているロイヤリティ率は、標準価格の10%だが、デザイナー側が10~99%の間でその値を自由に変更して販売価格を設定できるようになっているんじゃよ。 起業君:つまり、標準価格1,600円のTシャツをそのままで売ると、デザイナーのロイヤリティは 160円、Zazzle側の収益は 1,440円という分配になるけれど、ロイヤリティを500円に設定して、Zazzle側の収益(1,440円はそのまま)と合算した、1,940円の販売価格で売り出して、 もう少し収入をあげることもできるんですね。 博士:その通り。 販売価格が高くなれば、それだけ購入者も絞られてしまうが、社会貢献への寄付金集めを目的としたグッズ販売などでは、効果的に使える機能といえるじゃろうな。 設立ちゃん:私は絵を描くのは得意じゃないけど オリジナルのアクセサリーを作るのにはまっているの。 起業君:うわ~!きれいですねぇ~!! 設立ちゃん:この間の日曜日、近所の公民館で展示販売をやったら結構好評だったのよ! 起業君:本当!?すごいですね。 設立ちゃん:でも、お天気がいまいちで、お客さんが少なかったの。 起業君:それは残念でしたね。 会場に行くとなると、近くの人しか行かれないし、確かにお天気は左右しますね。 博士:そんな時こそ、インターネットを利用するんじゃよ。 起業君:そうか!オンラインで展示販売すれば実際に足を運べない人にも見てもらえるというわけですね。 博士:ハンドメイドで制作したものであれば、衣料、家庭用品、家具、ジュエリー、ペット用品、玩具など、あらゆる作品を販売することができる「etsy(エッツィー)」というサイトがあるぞ。 オークションとは違って、出品者が売値を決める定価方式で、1点あたり 0.2ドルの出品料と、注文が成立した際の手数料(3.5%)が販売代金から差し引かれることになっておる。 このサイトは、2010年には登録会員数が 1000万人を超して、年間の売上高が3億1430万ドル(約245億円)の規模にまで成長しているらしいぞ。 起業君:アーティスト向けのプラットフォームとなる専門サイトかぁ。 博士:趣味と実益を実現させてくれるサイトなら興味を持つ人も多いかもしれんのう。 設立ちゃん:世界にひとつだけの物って、ちょっとすてきよね。 起業君:よ~し。今度の休み、久しぶりに描いてみようかな。 設立ちゃん:私も!次はもっと大作に挑戦してみるわ。 博士:くれぐれも根を詰めないようにするんじゃよ。 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |