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え?オンライン農業?
起業君が最近はまっている農業ゲーム。そこから新時代ビジネスの黎明期であることが判明します。
2010年11月24日更新
第9話 え?オンライン農業? |
設立ちゃん:あれ?起業君なにしてるの? 起業君:ああ、おはようございます。実はこれ「農園ゲーム」っていうんです。 自分の農場を開拓して、野菜や家畜を育てるんですよ。 設立ちゃん:へぇ~。面白そうね。 起業君:えぇ。最近はまっていて。ゲームをするだけなら無料なんですけど、作物の成長を促す肥料や、工作面性を広げたりするのに、アイテムが必要でついつい買ってしまうんですよ。 設立ちゃん:どれどれ、見せて見せて! ・・・うわぁ~。結構本格的。起業君の野菜は 「プチトマト」「きゅうり」「かぼちゃ」か~。美味しそう。 でも、バーチャルだからね。 本物だったら良かったのに。 起業君:実は近い将来、こうやってバーチャルで育成していくのがリアルの農地と繋がって、野菜の宅配ができるかもしれないんですよ。 すでにイタリアでは実現しているんです。 http://www.leverduredelmioorto.it/ 設立ちゃん:ええ!?どういうこと?どうやってそんなことが出来るの? 起業君:まず、40種類の作物アイコンから、希望する野菜や果実を何種類か指定するんです。そして契約してある自分の農園区画にパソコンの画面上で野菜を植えていきます。 設立ちゃん:契約してあるって、それは現実で? 起業君:ええ。そうですよ。自分の希望するサイズを年間契約で借りるんです。 それがパソコンの画面上に表示されるんですよ。 農地での野菜を遠隔操作している、と考えると分かりやすいかもしれません。 設立ちゃん:遠隔操作って、機械が植えてくれるの?? 起業君:いえいえ、それは違います。契約先が農家なので、そこの農家の方がこちらが指定した野菜を指定した場所に植えてくれて、指定した肥料をやってくれるんです。 ただし、指定するときには作物同士の相性や成長の性質を考慮しないと、最終的な収穫量がすごく少なくなったりするみたいです。 設立ちゃん:収穫された野菜はどうなるの? 起業君:宅配で送ってくれるんですよ。 設立ちゃん:うわぁ~すごい~!まさにオンライン農場ね! 起業君:そうなんですよ。日本でもこのような取り組みを少しずつはじめているみたいで、まだ黎明期ですが、サービスが充実してくればかなりヒットすると思うんですよね。 既に、企業向けに農作物の様子をオンラインでモニタリングしたり、水や肥料が遠隔操作できたり、温度センサーや湿度センサーを取り付けて作業者の手間を軽減させることは実用化されているんですよ。 設立ちゃん:そうなんだ~。それなら個人が少しだけ農地を借りて、希望の野菜を季節ごとに育てて、宅配してくれる日は本当に近いそうね。 起業君:ええ。高度なIT技術を導入しなくても、農地を貸してくれて、オンラインで個人から注文通りの作物を植えて、肥料を与える。 そしてその様子を、デジカメなどで公開すれば、かなり需要はあると思うんですよね。 設立ちゃん:そうね!それに、手の空いた時は実際に現場に行って様子を見たり、育った作物を収穫できれば、楽しみ方も広がるし! 起業君:季節ごとの作物が収穫できるように考えて植えていけば自給自足できますし、個人の多くが自家製野菜を栽培できるようなれば、日本が今抱えている問題に大きな貢献ができそうですね。 設立ちゃん:うんうん。それに、まずはゲームを通して野菜の育て方や相性、植える季節等、実質的なことが学べるのも素敵よね。 起業君:こういったことがビジネスになってくると、農家の収益構造が「作物を売る」というより、「個人の農業サポートによる年会費」に変わってきそうですね。 設立ちゃん:天候不順で収穫量が少なくても、一定の会員が居れば安定した収入が見込めるし、収穫作業を契約者が直接行う割合が多そうだから、農家の体力的な負担も減るわね。 起業君:契約する消費者にとっても、手軽に安心な有機栽培の野菜を作れる楽しみや喜びがあるし、プロのサポートを受けながら自分だけの安心野菜が作れるとなれば、需要は大きいでしょうね。 設立ちゃん:ほんとね。今日はいい話を聞かせてもらったわ。こういった「オンライン○○」って農業だけに限らず、他のビジネスにも生かせそうよね。 起業君:そうですね。では、僕はゲームの続きをするので。 設立ちゃん:は~い。 稼げる!起業アイディアを発掘!のTOPへ戻る |