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日本代表終戦
サッカー日本代表のワールドカップが終わりました。
1分け2敗は予想通り、実力通りの結果なので、別に、深い悲しみはないです。
ただ、戦う気概に乏しかった1戦目と2戦目には悔いが残ります。
もう少し、何とかできたんじゃないかという燻った感情です。
正直言って、3戦目の惨敗は仕方ないと思います。
勝ちに行って、カウンターくらって大差がつくのは、よくあることですから。
日本の選手はミスも多かったですけど、必死さは伝わりました。
ただ、よくやったと手放しでほめる気はないです。
コロンビアは決勝トーナメント進出を決めて、コンディション調整のために、
メンバーをかなり落としてきました。
彼らの連携が取れていなかった前半戦で、リードしないといけませんでした。
岡崎はよく同点ゴールを決めました。
でも、香川・大久保は決められませんでした。それが全てです。
後半になって、相手がエースを出して、ギアが一段上がるともう付いていけません。
堅守速攻という相手のプラン通りに試合が進みました。
ザック監督の選手交代も?マークです。
青山を下げた段階で、勝ちはないと確信できましたね。
香川よりも先に岡崎下げるのも、よくわからん采配です。
まあ、こんなに選手交代が下手な監督は少ないでしょうね。
1戦目に香川を引っ張りすぎたこと、長谷部を下げて遠藤を投入したこと。
2戦目に齋藤のドリブル突破を試みなかったこと。
意味のない終盤のパワープレイ。
23人の選考も含めて、代表監督としては力量不足でした。
まあ、総じて選手は頑張ったんでしょうから、
ピッチ上のことで責める気はないです。
しかし、本田・長友のビッグマウスには、うんざりです。
優勝目指してなんて、聞きたくもない。
そんな大口叩いておいて、コートジボワール相手にびびりまくり。
10人のギリシャ相手に、勝負を仕掛けられず。
恥ずかしくないのかと言いたい。
8年前と同じだけど、史上最強メンバーなんてマスコミが煽るだけ煽って、
1分け2敗なんて情けない結果でしょ。
実際、グループリーグ突破って、かなり厳しいミッションです。
相手が違うとはいえ、イングランド・スペイン・イタリアですら、
敗退しているんです。
軽々に優勝とかベスト4なんて言える訳ないんです。
クラブでベンチを温めている連中が主力の日本は、本来、
グループリーグで勝ち点4を目標にすべきです。
それを、売上を上げたい新聞、視聴率を上げたいテレビが一緒になって、
煽るもんだから、選手は実力もわきまえず、
自分たちのサッカーをすれば勝てるみたいな幻想を抱くんです。
ハッキリ言って、今の実力で自分たちのサッカーをすれば、
日本は強豪国相手に高確率で負けます。
そりゃ親善試合ならたまには勝つでしょう。
でも、本番では相手の気合もコンディションも変わってきます。
日本を大きく上回る決定力で、確実に勝ち点を奪われます。
現状、日本が勝ち点を積み上げるには、相手の良さを消して、
相手の焦りを誘うのが、戦略として正しいです。
そして、カウンターやセットプレイで得点することです。
いわゆる、弱者のサッカーを徹底することです。
何しろ日本にはタレントがいないんです。
足は遅い、技術は劣る、体幹も弱い。
組織力で勝つなんて、マスコミのお題目を信じちゃダメです。
最近、強豪国の組織力の向上は、めざましいもんがあります。
W杯出場国と比べたら、日本のストロングポイントなんてゼロに等しいです。
スペインのポゼッションサッカーの一時代が終わり、
オランダですら、カウンターサッカーを選択する現実路線を進んでいます。
弱者のサッカーをW杯で展開することは、恥ずかしいことではないです。
泥臭いディフェンス、切れ味鋭いカウンター、決定力のあるセットプレイ。
まずは、ここを極めるべきでしょう。
そういえば、弱者のサッカーじゃ未来がないなんて、
本田や長友が能書き垂れてましたけど、それは間違いです。
強者のサッカーを目指すための駒が、日本には圧倒的に足りないのです。
香川や本田、遠藤ごときでは無理なんです。
ベンチウォーマーやピークを過ぎた選手には、強者のサッカーを実行できないんです。
ポゼッション高めても、3試合で2得点。
それが現実です。
まあ、サポーターにはいろんな人がいるので、
今回のような日本代表に納得できる人もいるでしょう。
よくやった!感動をありがとう!みたいにね。
でも、私は弱い日本代表が嫌なんです。
ドン引き作戦でもいいから、勝ってほしいんです。
決勝トーナメントに進出してほしいんです。
つまり、結果がすべてだと思っています。
その点、岡田前監督の英断は今でも凄いと思っています。
でも、日本サッカー協会は過信しました。
で、4年間を無駄に過ごしました。
まあ、4年は言いすぎでしょうが、コンフェデで惨敗した時が、
日本代表を変えるベストタイミングでした。
監督を変えるか、起用する選手を変えるか、戦術を変えるかすべきでした。
強者のサッカーなんて幻想をもってちゃ、強豪国には通用しない。
メンバーを総とっかえする気持ちで、1年間かけてカウンターサッカーの完成に
力を注ぐべきでした。
ほんと、コロンビアもコスタリカもオランダもカウンターが巧いですよね。
普段からブラジルやアルゼンチン、スペイン、ドイツといった強豪国相手に、
カウンター技術を磨いているから、本番で実力発揮できるんですよね。
日本なんて弱いアジア相手にポゼッションサッカーばかりしているから、
カウンターの下手なこと、下手なこと。
2年前にフランスに勝った時くらいですかね。上手いこといったのは。
まあ、急にカウンター戦術が巧くなることはないです。
起用する選手も変わってきますし。システムも変わるし。
とにかく、Aマッチデーは欧州、南米にどんどん遠征して、
カウンターサッカーの練習に取り組んでもらいたいです。
さて、来年のアジアカップ・4年後のW杯を目指して、
新しい監督のもと、新しい日本代表が始まります。
アジアではポゼッションサッカーで相手を圧倒、
世界の舞台では弱者のサッカーで、クレバーに勝ちを拾う。
そんな現実的で、柔軟な監督・選手を集結して、大人のサッカーを実現する。
更なる進化を果たしてくれるように、大いに期待しています。