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再稼動
関西電力の大飯原発を再稼動させる方向で、
政府が福井県と協議入りするようです。
安全性が確保されるまでは再稼動に慎重なのは当然ですが、
電力不足の問題、火力発電稼動による地球温暖化の問題、
再生可能エネルギーが実用化されるまでの時間と費用対効果、
電気価格の問題など様々な論点を整理して考えないと、
感情論と利害関係論に矮小化され、
一般国民にとって、不幸な話になりそうです。
1.新安全基準を満たせば問題ないのか?
巷で話題になっている新たな地震予測、津波予測を考慮した上で、
検討した方がいいのではないか?
2.これまで議論されてきた地球温暖化対策が、
火力発電所稼動によってかなり後退してことが、
全く議論されないのは、おかしな話だ。
特に原発反対派は、温暖化の問題、代替エネルギー、
国民の生活スタイルへの影響について、責任ある議論をすべきだ。
3.風力発電、太陽光発電、地熱発電など地球に負荷をかけない
再生可能エネルギーが実現するには、どのくらいのコストと時間、
そして原発と比べ、費用対効果はどの程度異なるのか?
この一年間、電力不足は起きていないではないかという、
稼動反対派の訴えには、説得力はありません。
だいたい、電力使用制限がいつ、発令されるかわからない国家で、
まともな経済活動が行えるわけがないのです。
ただでさえ円高などで国内産業の空洞化が進んでいるのに、
電気が使えないなどという変な理由で、製造業を中心に、
更に空洞化が進んでは、日本経済は壊滅的な打撃を被るでしょう。
原油価格が高騰する中、火力発電は費用対効果からも、
温暖化の影響を考えても、火力発電は緊急避難措置とすべきと考えます。
将来的には、再生可能エネルギーに移行すべきですし、
電力自由化も実現しないといけません。
発送電分離も推進すべきだと思います
ただ、経過措置として原発は利用すべきと思います。
当然、全ての原発を再稼動させるのではなく、
1.天災を考慮した上で、安全性に問題のないこと
2.電力不足エリアに限定
3.電気価格を安くすること
以上を前提に稼動させるべきだと思います。
まあ、民主党はろくでもない部分も持っていますが、
耳障りのいい政策だけアピールする大衆迎合政治家よりは、
まだマシかもしれませんね。