会社設立のPROトップ > ブログ > 2011年7月 >7/13
リコール
民主党が代表のリコール制度を検討するという記事を見ました。
党に所属する国会議員の過半数が請求すれば、
民主党代表選挙が実施されるのですから、
国会議員に人気がない、あるいは世論の支持が落ち目になってきた党代表は、
反転攻勢の機会が与えられないままに辞任を余儀なくされる、
そういった事態が頻発するかもしれません。
まさに、大衆迎合政治であり、ちょっとした世の中の流れに、
右往左往することが目に見えています。
確かに現職党代表を辞めさせたいのは理解できますが、
代表選出規定にリコール制度を含める危険性はかなり大きいです。
ちょっと冷静になれば、わかることですよね。
しかし、菅内閣は、本当にどうしようもないですね。
22日に2次補正が通るのだから、はやく内閣総辞職すればいいのに、
将来のエネルギー政策や脱原発を語っても、
誰も聞く耳持たずといったところでしょう。
完全に死に体の首相が、何を言ってるのでしょうか。
アホらしくて聞く気になれません。
どうせ、菅内閣が退陣して、新しい民主党執行部や自民党政権になれば、
エネルギー不足を喧伝したり、
おちゃらけたストレステストで原発の安全を宣言して、
原発を再稼動するのが目に見えています。
佐賀県玄海町の町長ファミリーと九州電力のズブズブ関係と同様のケースが、
全国いたるところに存在し、再稼動を心待ちにしているのですから。
とにかく全く機能しない政治は、もう懲り懲りです。
解散総選挙でも、自民党への禅譲でも何でもいいですから、
早くマトモな政治を行ってもらいたいですね。
次は、貧困率のニュースです。
平成21年度の相対的貧困率が過去最悪の16%に達したということです。
言葉の意味を調べてみると、
まず、等価可処分所得(全国民の年間の可処分所得を少ない方から並べる)の
中央値の半分を貧困線と呼ぶそうで、この貧困線が2009年で112万円、
それ以下の水準の人の割合が相対的貧困率だそうです。
非正規雇用の増加と年金暮らしの高齢者が増えたために、
貧困率が高まったようです。
これは経済格差の問題に留まらず、結婚できない若者や
2人目3人目の子供を持てない家族が増え、
少子高齢化、人口減少社会が加速します。
また、貧困層の増加は、生活保護世帯の拡大につながり、
日本の活力低下を招きます。
復興対策も大切ですが、こちらも無視できない問題ですね。