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復興予算
震災被災地の復旧対策として、第1次補正予算案が閣議決定されました。
総額は4兆円で、5月2日の成立を目指すそうです。
予算の中身を精査することも大切ですが、今回はスピードが命です。
何しろ、歳出の中身は、がれきの処理にそ3500億円、
仮設住宅の建設費用に3600億円。学校の復旧に1800億円。
道路や港湾、下水道の復旧工事にも多額の予算が計上されています。
早急に成立させ、復興の第一歩を踏み出さないといけません。
野党の歩み寄りを期待します。
歳入に目を向けると、新規国債を発行しない点は評価できますし、
子ども手当の上積み取り止めや高速料金割引の見直しはいいでしょう。
予備費の活用も問題なしです。
ただ、基礎年金財源の転用はどうなのでしょう。
社会不安につながらなければいいのですが。
また、将来的には国民負担とする腹積もりなのでしょうか。
その点だけは、キチンと説明してもらいたいですね。
しかし、震災復興には、第1次補正予算だけで終わるわけもなく、
早々に第2次補正予算の話し合いが始まるのでしょうが、
財源は底をついておりまして、国債を発行するのか、
それとも増税により賄うのか、わかりませんが、
これまでのタバコや酒の増税のように取り易い所から取っても、
全く足りないわけで、所得税や消費税の増税が予想され、
真に痛みを伴う議論がやってきます。
ただ、今回は、これまで支給削減の対象外だった生活保護費も減額すべきだし、
政党助成金の半減、国会議員や地方議員の政務調査費の撤廃も実現する必要があります。
これらにメスを入れない限り、
いくら時限的とは言っても、いくら被災者のためとは言っても、
消費税増税は簡単には納得できません。
さて、交通事故で幼い子供たちの命を奪ったクレーンの運転手が、
てんかんの持病をもっていたというニュースです。
病気を持っていた事実についてはお気の毒とは思いますが、
3年前にも事故を起こしておきながら、今回、薬を飲み忘れるあたり、
意識の低さがうかがい知れます。
また、免許証の取得、更新の際、持病の申告をしなかった点、
就職の際にも持病の申告をしていないようです。
こういった話を聞くと、全く同情に値しないような気がします。
こういう場合を、未必の故意というのでしょう。
厳罰に処す必要があるでしょうね。
ただ、疑問に思うのは、前回の事件の際、裁判が行われていながら、
てんかんの持病が見過ごされたのでしょうか。
居眠りという被疑者の自供のみで、キチンと原因究明ができておらず、
それが今回の重大な事件につながった点は、とても残念です。
また、今回の加害者以外にも、運転に支障をきたすおそれのある
病気や疾患を持ちながら、車を運転している人が多いように思われます。
事故を起こしてからでは遅いです。
自分だけは大丈夫なんて考え方は、飲酒運転の人間と同じです。
多少の不便には目をつむって、勇気を持って、免許証の返上をお願いしたいです。