会社設立のPROトップ > ブログ > 2011年3月 >3/25
節電
東京電力管内の夏の電力需要のピークが6500万キロワット程度で、
最大で1500万キロワットの電力不足が生じる可能性があるそうです。
今後一ヶ月で政府が方針を策定するそうですが、
今、取り上げられている節電手法として、
1.東京23区への計画停電の拡大
2.企業の夏休みの分散化・長期化
3.サマータイム制の導入
4.家庭の負担増で節電を促すような電力料金への見直し、などがあるそうです。
東京23区への拡大は、避けて通れないでしょう。
現在、計画停電が行われている地域でも、実際の停電の有無で、
不公平感を感じている方が多いです。
グループ分けを細かく設定することで、鉄道や医療機関等の施設を除外する形で、
23区においてもある一定地域の停電を実施することが可能でしょう。
また、一回の停電時間を一時間半から2時間程度に抑えることで、
一回あたりの負担を減らすことも大切です。
企業の夏休みの分散化・長期化とサマータイム制の導入は、
努力義務なので、どの程度の効果があるのかわかりませんが、
電力消費がマックスになる時間帯に業務を行わずに済むような、
業務スタイルに変更することは意義深いです。
また、銀行も百貨店も冷房の設定温度を27に設定して、
クールビズを行うべきでしょう。
で、一番問題になりそうなのが、電気料金の引き上げです。
私自身は時限的に電気料金を値上げすること自体は、賛成です。
ただ、何の理念もなく値上げすることは納得できません。
まず、基本料金の値上げは断固反対です。重量部分だけにしないといけません。
そして、一ワットあたりの上げ幅は、
おおむね各家庭、各企業が3割程度の節電を励行すれば、
従来の月額電気料金とほぼ同額となるように、設定するのがいいでしょう。
つまり、非常事態における国民の義務として、3割節電を掲げ、
その義務を守れない家庭や企業は、応分の負担を背負うという考え方です。
まあ、このくらいならば、断固反対という人は少数に留まると思います。
さて、最大6500万キロワットの電力消費を、節電により15%削減し、
消費量は5500万キロワット。
あと、足りない500万キロワットは、計画停電の実施により、何とかクリア。
そううまく行けばいいのですが、さて、どんなものでしょう。
それにしても、最近のブログは節電絡みのネタが圧倒的に多いですねえ。
何と言っても電気は経済活動の基礎なので、気になって仕方ないのですよ。