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アジアカップ制覇
土曜日のアジアカップ決勝は嬉しかったです。
後半の岡崎のヘッドは決めて欲しかったですが、
オーストラリアの決定的シーンは日本の3倍はありました。
川島のスーパープレイで何とか負けずに済んで良かったです。
オーストラリアも韓国も、今大会の日本の最大の弱点が
センターバックであることがわかりきっているので、
(今野は身長が低い、岩政・吉田はスピード不足)
高めの位置からトップに向けて、どんどん放り込んできました。
オーストラリアもは韓国よりも更に巧妙で、
早めのセンタリングを意識させることで、長友の背後にも仕掛けてきました。
再三報道されていますが、藤本アウト岩政インのタイミングで、
今野を左に、長友を前へシフトしたことが、勝因であることは間違いなしです。
交代の瞬間バタついて大丈夫かなとは思いましたが、
あの時、ベンチとイレブンとの間で交わされた会話を後で聞いて、
これまでの日本代表にないたくましさを感じました。
7月の南米選手権、そしてワールドカップ予選に向けて、
弱点、強み、いろいろなものが見えてきた大会でした。
1.センターバックのコンビ確立
闘莉王・吉田・岩政のうち、どの二人を中心に戦っていくのか?
中澤は年齢やケガの多さから、主力はきついでしょう。
また、今野はボランチ又はサイドでのユーティリティプレイヤーでしょう。
2.遠藤の後釜は?
そろそろ遠藤から後継者へ世代交代するべき時だと思います。
本田が言うように、日本代表で最も替えのきかない人材ですが、
3年後にいまと同じパフォーマンスを期待するのはムリでしょう。
2ヵ月後のモンテネグロとのフレンドリーマッチは、
遠藤抜きを模索するスタートにすべきと思います。
柏木か、今野か、それとも槙野か。
人選によって、今後3年間の日本代表の雰囲気が変わってくるでしょう。
3.1トップは誰でしょう。
キープ力に優れる本田がトップ下にいるので、今後も
万能型が1トップを張るのでしょう。
前田か、森本か、李か。このあたりは、いつでも標準的な力は出しそうです。
ただ、世界トップレベルのセンターバックに脅威を与えられる存在にまでは、
まだ達していないと思います。
上の3つの課題をクリアしたとき、
日本はワールドカップベスト16を突破できる存在に進化できることでしょう。
でも、日本代表の試合をストレスなく観戦できる様になっただけでも、
ザック監督や選手に感謝したいですね。