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初めての仕事
ここ2~3日、これまで縁のなかった業務の勉強をしています。
店舗型性風俗特殊営業に関する届出です。
職業による差別をするつもりはありませんが、
ソープランド、ファッションヘルス、ラブホテル等の性風俗に関するお仕事は、
行政書士業務の中でもマニアックな仕事だと感じておりまして、
また、業務を請負うこともないだろうなと思い、
全く勉強をしてきませんでした。
ところが、意外にも店舗型性風俗特殊営業届出のお仕事を頂きまして、
猛勉強を開始したところです。
法令部分や書式に関しては、ネットで充分まかなえますが、
添付書類などは提出する警察署によって、若干異なりますので、
どんな遠い警察署でもまずは足を運び、
担当者との顔合わせから始まります。
風俗業界の人に聞いてみると、
けんもほろろな対応をされることもあるそうです。
行政書士相手におかしな態度をとる警察職員はいないと思いましたが、
念には念を入れて、知人の警察OBから所轄警察署へ、
一報を入れてもらってから、出動しました。
生活安全課の方の対応は、非常に丁寧で、お話もわかり易かったです。
しかし、店舗型性風俗特殊営業の届出書を提出する前に、
何点かクリアしなければならない点を指摘されました。
実は、今回の届出は特殊なケースです。
本来、ラブホテルとして届け出なければいけない宿泊施設でありながら、
旅館業登録をして、普通のホテル・旅館として営業してきたところ、
警察からその違法性が指摘され、
来年1月中に限り、特別に店舗型性風俗特殊営業の届出を提出すれば、
これまでの違法営業は見逃すというものです。
そんな訳で、警察も甘い態度はとってくれません。
違法看板の撤去、違法器具の廃棄、運営手法の改善など、
様々な要求を出されました。
ちなみに、千葉県においてはモーテルはアウトらしいです。
ですので、千葉県の警察に店舗型性風俗特殊営業の届出を提出する場合には、
モーテルと認識されないような改善措置を別途、設ける必要もありそうです。
書類作成だけなら簡単な仕事でも、
警察との折衝、依頼主への改善計画提案、コンサルティングも含めると、
かなりの時間と労力が必要になりそうですが、
とてもいい経験をさせてもらい、お客様に感謝感謝です。