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父親の集い
土曜日、娘の通う幼稚園で、父親の集いがありました。
母親の集いは月1回なので大変なのでしょうが、
父親の方は年に2回ですので、さすがに毎回出席しています。
周りを見渡して、全体的に教育熱心なお父さんが多いと思いました。
それに皆、優しそうです。
子供たちは、さぞ幸せなんだろうなあと感じました。
さて、今回の講師は地元の神父さんで、これまでの実体験に基づいた
家庭円満の秘訣、子供との良好な関係について、お話されました。
一時間ちょっとのお時間でしたが、とても良かったです。
特に心に残ったお話を書いてみます。
人間にはそれぞれ夢というか、理想というか、
こうありたいと思う偶像があるそうです。
逆に、実生活における現実というものも厳然と存在していまして、
その偶像と現実との間で、うまいこと折り合いを付けて、生きているのだそうです。
しかし、こうありたいという気持ちが強く出すぎると、
自分に無用なプレッシャーを与えてしまい、引きこもる人が出たり、
鬱病になったり、最悪、自殺する人も出てくるそうです。
また、家族とは、人生とは、父親とはこう在るべしという思いが、
他人に己の価値観を押し付け、結果、関係を悪化させることにつながるそうです。
理想を追い求めるということは、向上心がある証拠ですので、
いい方向に働けば、素晴らしいです。
でも、過度に理想ばかりを追い求め、
現実の自分の努力、現実の家族の尽力に目を向けないやり方は、
あまり良い結果をもたらさないのですね。
あるがままの自分を認めるけれども、ぬるま湯に安住しないバランス感覚、
是非とも身に着けたいものです。
もうひとつ、記念日を大切にというお話です。
クリスマス、お正月、七五三などなど、記念日はいろいろありますが、
中には、日々の忙しさから余裕をなくして、
365日分の1に過ぎないじゃないかと考える人もいるようです。
しかし、記念日を家族や友人と祝う行為にも大きな意味があるそうです。
確かに、一年を振り返り、過去を振り返り、周りを見渡して、
些細な、ちょっとした幸せを確認する作業が、
先程の理想と現実の間で揺れ動く心理に、
好影響を与えるのかなと思いました。
家に帰って、妻に結婚記念日がいつか、聞いてみました。
6月9日かなあと、言ってました。
私も、そんな気がします。
誕生日やクリスマスやお正月といったイベントに隠れて、
今まで、一度も祝ったことがありませんが、
これからは子供が寝た後でもいいので、
夫婦でささやかにお祝いしてみるといいかもしれませんね。